ここまでの記事で建設機械等損料表に記載された数字の説明が一通り終了したことになります。
この程度の内容であれば何も煩雑な計算を行わなくても表の値をデータとして保持していれば利用できます。ですが計算方法を解説したのはこの次に続くからです。
この次とは機械運転単価の割増し計算です。
土木工事を行う以上、岩石の露出、雪による作業の遅れなど、様々な障害が出てきます。これらの悪条件に対して、損料の割増しにより対応します。
つまり、建設機械損料の計算を行うことが出来るかどうかは、損料の割増し計算が出来るかどうかということになります。建設機械等損料表と建設機械標準運転単価でも記載しましたが、積算システムを検討するうえで、この割増し計算にどのように対応しているかが一つの判断材料となります。
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