コンクリート工の歩掛で注意する点は「特殊養生(ジェットヒーター養生)」と「コンクリートポンプ車打設の圧送管損料」くらいです。
先ずはジェットジェットヒーターに関する歩掛ですが、該当する項目は次の2つです。
特殊養生工(ジェットヒーター養生)
施工機械運転日当たり運転時間 (1日当たり)
お気づきでしょうか?片方は「h」もう片方は「hですが1日当たり」です。
では「24/施工機械運転日当たり運転時間」が数量なのでしょうか?残念ながら違います。答えは建設機械標準運転単価に記載されています。ただし、計算結果としての数量ですが。
という事でコンクリート打設に関連する付属の歩掛から記載していきます。どの道「養生工」「機械運転単価」が判らなければ先に進められません。
先ずジェットヒータの運転単価ですが、1時間当たりの運転単価を求める必要があります。
先の解説のように1日当たりの運転時間が定められているため、1時間当たりの運転数量を求める必要があります。建設機械標準運転単価によれば、計算結果から1/施工機械運転日当たり運転時間が正しい数量であることが判ります。そして1時間当たり燃料消費量 3.6リットルを加えたものが1時間当たりの運転単価であると記載しています。
実際の代価表は次のようになります。
欲を言えばジェットヒーターの数量をもう一桁増やしたほうが良いでしょうか。
これによって得られた結果を養生工の部掛に当てはめます。その結果次のようになります。
そのほか「一般養生」も「練炭養生」も単なる人力の歩係ですので書いてあることをそのまま当てはめると代価表が出来上がります。
一般養生
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