コンクリート矢板工・ウォータジェット併用工法はバイブロハンマ工法にウォータジェットが追加された歩掛です。
まず歩掛を確認すると以下のようになっています。
クローラクレーンの規格
構成人員
日当たり施工枚数
()書きはウォータジェット使用時
諸雑費
()書きは現場に水源がない場合に使用し、給水に要する費用は別途計上する
歩掛が幾つもの表に分かれており、この状態では積算を誤る可能性があります。そこで単価表を確認すると以下のようになっています。
単価表の状態になると表の中に構成人員が含まれているため構成人員の表の確認を省けます。
また単価表の中にバイブロハンマとウォータジェットが記載されているためバイブロハンマのとウォータジェット規格に応じて「機械運転単価」「諸雑費」を求める事がわかります。
バイブロハンマ45kWを使用し、ウォータジェットを併用する規格として打込長1m以下矢板幅50cmを算出してみます。
まず機械運転単価を求めますが運転単価表は以下のようになっています。
[機-20]単価表はバイブロハンマ工法と同じなので割愛します。
[機-25]単価表は以下のようになっています。
[機-25]単価表には「電力」が記載されており、電力の加算が必要なのかなと思いますが、土木工事積算基準マニュアルによれば電力は加算されておりません。
結局のところウォータジェットの運転単価は下記のようになります。
これらを基に代価表を作成すると下記のようになります。
|