埋戻工 B、C、D(前準備)に従って計算すると賃借機械として計算されている「振動ローラ(ハンドガイド式0.8~1.1t)」「タンパ(60~80kg)」の計算が出来ます。
と言いたいところですが、建設物価その他を探してもタンパ(60~80kg)という機械は記載されていません。記載されているのはタンパ(60~100kg)です。これでは積算基準とその他の資料が食い違っています。これは平成20年度の改定でタンパ(60~100kg)損料であったものがタンパ(60~80kg)賃料となったのです。つまり積算基準は改定されたが、その他の資料は未だに改定されていないことになります。、土木工事積算基準マニュアルでは金額としてタンパ(60~100kg)の賃料を使用しています。
上記を踏まえてタンパ締固めを計算してみます。なお井解-SeiKai-積算システムでは「タンパ(60~100kg)」ではなく「タンパ(60~80kg)」として賃料を登録しています。
機械運転単価表は以下のようになっています。この中の運転時間はタンパの消費燃料を計算するためのものです。1時間当たり0.9リットル消費(建設機械等損料表より)するとして5時間使用すれば4.5リットルになります。振動ローラに運転時間が記載されていませんが気にしないことにします。
これを歩掛に置きなおすとタンパ運転 1日当り単価は
となります。
同様に振動ローラ運転 1日当り単価は
となります。
これらの単価を参照してタンパ締固め 100m3当り単価が
となり。最終的に埋戻工Cは
となります。
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