DogMarkSystemでは国土交通省土木工事積算基準と工事歩掛要覧と建設工事標準歩掛を毎年購入すべき資料として勧めています。
実際の積算業務を行うには、補正だの雑費だの細々した内容を確認しながら行う必要があるからです。積算基準の厄介な記述としては「〇〇の場合は別途考慮する」と、あります。そして別途とは何かは記載されていません。つまり積算する人の判断一つと言うことです。こういうことは民間では必要なくても行政では確認を行うので、入札に参加するにはどうしても確認作業が必要です。
この中で、DogMarkSystemが重要視しているのが、国土交通省土木工事積算基準ですが、中でも帯です。本の表紙に巻かれた小さな紙切れ1枚です。一般的には捨てられてしまう帯ですが、これにはその年に改定のあった内容が項目名だけとはいえ書いてくれています。
つまり、特に急ぎの場合帯だけ見れば大ざっぱとはいえその年の改定が把握できることになります。
そして、歩掛の改定は次の2パターンに分類できます。
1.数量が直接変更された例
2.施工量が改定された例