歩掛の改定を一言で言えば技術の進歩と作業の簡略化です。
技術の進歩とは土木技術の進歩のみではありません。判りやすい内容では「ブルドーザの性能が向上したから1日当たりの作業量が増えた、よって単価が下がった」といった具合です。
作業の簡略化とは積算作業の簡略化です。具体的な例を上げると「擁壁工」があります。
かつての擁壁工の歩掛は、「擁壁基礎(敷砕石など)」「型枠工」「コンクリート打設」など様々な工種から成り立っていました。
ところが擁壁工とは、「大きさ変われど中身は同じ」といった具合で特定のパターンに収まるようです。パターン化できるのならと「擁壁工一式いくら」と言う歩掛になったようです。